スマホEC解析・サマンサタバサ【前編】


 

誰もが知っている有名ブランドECサイトを“勝手に解析”してみるとどうなるのか?

そんな観点から、第三者の目線とアクセス解析の視点を持って、サイトの改善を行うための「スマホEC改善仮説力」を身につけるコーナーです。

第一回で取り上げる「サマンサタバサ」は若い女性に人気のバックブランド。

特徴的なのがエビちゃんからナオミキャンベルまで、人気のカリスマモデルをイメージキャラクターにすることで、若い女性の間で急激に認知度を高めた事と言われています。

そのため、「お目当てのモデルに関連した商品をさがす」など特有の行動を考慮することなども考えられます。

さらに、ブランド数が多く、それぞれが対象ターゲットや価格帯も微妙に異なっています。

※なお、企業名である「サマンサタバサ・リミテッドジャパン」と個別ブランドの「サマンサタバサ」の区別がつきづらいので、本記事では、企業名やブランド全体をさす時は“サマンサ”と呼ぶ事にします。

 

閲覧シチュエーション:雑誌→スマホ→お買い物

ターゲットである若い女性が、雑誌などの広告をみてホームページに行く事がメインの行動だと思われます。

いまではPCよりも身近なスマーフォンで商品を調べて買うという行動を想定してみました。

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誰が:若い女性でPCよりもスマートフォンをよく使う。

何をしに:雑誌や広告でみたバックを探すため。

どうする:あのモデルと一緒のバックがほしい、大きさやシチュエーション
     別などバックのタイプで探したい。

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まず、検索してオンラインショップまで行ってみました。 

 

まず、「サマンサタバサ ネット通販」と検索すると、スマホに対応していない「サマンサ」の全ブランド総合トップに出てきます。

そこから、ブランドごとのサイトに移動し、さらにオンラインショップに遷移する導線です。

全部で3ステップでECまでたどりつけるので、それほど複雑ではないですが、3ステップ目の「サマンサタバサ」ブランドサイトから、オンラインショップの導線はもっと分かりやすく出来そうです。

このへんはサイトの構成にも関わってくる話なので、次にふれます。

サマンサタバサ ECサイトのUI

 

 トップページの構成は、コーポレートサイト的

冠ブランドの「サマンサタバサ」のトップページの構成を見てみます。

構成としてニュースやスタッフブログなどの情報が目立つようになっています。他のファッションブランドよりもコーポレートサイトっぽい印象を受けますね。

次に、そこからオンラインショップに遷移してようやくスマホ対応のページになっています。

オンラインショップへの移動がやや分かりづらく、ヘッダーのナビゲーションとページ下部の商品写真が入り口です。

ブランドを明確に分けたい企業のサイトとしてはスタンダードな導線ですが、商品を買いたいユーザーにはステップ数が多く感じられそうです。

「サマンサ」ぐらいの有名ブランドだと指名買いが起こりやすいと思うので、ショッピングサイトにストレートに誘導した方がいいような印象を受けました。

サマンサタバサ スマホ公式サイト 

オンラインショップの構成はスマホっぽくない

オンラインショップのトップページの構成を見て見るとトップからニュース、新着商品、人気商品、カテゴリーという流れになっています。

PCではスタンダードな構成なのですが、スマホのECサイトと考えると問題がありそうです。

買い物機能がコンパクトにまとまっていない点が他社(例えばユニクロ)などのサイトと比較すると疑問が残ります。

さらに、ユーザーインタフェースとしてみると、商品写真が小さいことや、カテゴリーをクリックすると毎度ダイアログが立ち上がるなど、作り方自体にも古さを感じさせるものです。

 

サマンサタバサ オンラインショップのUI

ユニクロのスマートフォンサイトを見て見ると、「サマンサタバサ」との差がかなり明確です。面積がPCと比べて限られているスマホでは、ナビゲーション部分をコンパクトにまとめる方が良さそうですね。

ユニクロのスマーフォトンサイト

 

想定シナリオ:エビちゃんのバックが見つかりづらいUI。

 

では、雑誌でエビちゃんが持っているバックに興味を持ったユーザーを想定して、行動してみます。

まず、「サマンサタバサ」のブランドトップからは商品が並んだところからショップにいけますが、導線としては目立ちづらくなっています。

今の時流を考えるとスマートフォンのECの入り口をもっと分かりやすくしたいところです。

そして、ショップのトップに行くと、「サマンサ」全体に関するニュースが出てきます。「サマンサタバサ・ニューヨーク」などの情報もありますが、「サマンサタバサ」を見に来てこの情報は必要なのかがやや疑問です。

下に行くと新着商品・人気商品が表示されますが、かなり写真が小さいですね。

さて、「エビちゃん」のバックはどこにあるのか。。。

サマンサタバサ スマートフォンUI

 

カテゴリ検索などもかなり使いづらく、探しあぐねているところ、トップにあまりECでは見かけないキーワード検索窓が。。。

もしかして!と思い一番上の検索窓から「エビちゃん」を検索。するとヒットしました! でも一件??

サマンサのユーザーは「エビちゃん」では検索しないのかも知れませんが、バックの名前はかなり個性的なものが多いので、形やタイプなどの類型で調べたい所です。

 

サマンサタバサ スマートフォン

ヒットした「エビちゃん」バックを見て見ると、商品写真がかなり小さい状態です。スワイプ出来ないのもjQuery Mobileのかなり初期のコードでも使っているんでしょうか?

それと、ビジネスで使うことも考えると、サイズを知りたい所ですが、詳細情報がそこそこ長い文章です。

こういう文章形式も良いですが、シンプルなサイズなどもフォーマット的なリストも合わせてあると良いかと思います。

以上が前編の内容となりますが、「サマンサ」のスマートフォンサイト、商品をスワイプで切り替えたり、アコーディオンパネルなど遷移の無いUIが今ではスタンダードになってきている中。。。

デザインや機能をみるとかなり初期のスマホサイトという印象です。

次回の後編では、購買やカート周りのUIを中心に解析してみます。

 

 

 


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