スマホEC解析・サマンサタバサ【後編】


誰もが知っている有名ブランドECサイトを“勝手に解析”してみるとどうなるのか?

そんな観点から、第三者の目線とアクセス解析の視点を持って、サイトの改善を行うための「スマホEC改善仮説力」を身につけるコーナーです。

第一回で取り上げる「サマンサタバサ」は若い女性に人気のバックブランド。

前回の「スマホEC解析・サマンサタバサ【前編】」では、検索からのランディングECサイトとしてのナビゲーション周りを主に検証しました。

後編では、ECでも重要度の高い購入画面を主に見て行きます。

 

 

カテゴリ検索:商品を探すときに画面遷移が多い

スマホECで買い物をするときに気になるのが画面遷移です。

PCのECサイトだとさほど気にならないアクションも、スマホだとけっこうなロスになります。 「サマンサタバサ」のスマホECサイトでは画面遷移がかなり多い状態です。

以下、「ユニクロ」のECサイトをと比較しながらを詳しく見て行きます。

サマンサタバサで「レディスバック」を購入するため、カテゴリから調べてみます。 そうすると、メニューがかなり下の方にあります。

この画面構成だとメニュー自体に気づきづらいですね。 さらに、「レディスバック」の中もサブカテゴリがありますが、クリックすると ダイアログが立ち上がり、別画面に遷移しないと見る事ができません。

ECサイトのカート離脱率を下げる サマンサタバサ

 

ユニクロのサイトだと、カテゴリメニューがトップにあり分かりやすく、 カテゴリ内はアコーディオンメニューになっているので 画面遷移が不要で、カテゴリ内での一覧性が高くなっています。

 

ユニクロとサマンサタバサの比較

 

購入画面:基本は押さえてるが、いろいろ惜しいカート

 

ECサイトでは一般的に、ユーザーが商品を買い物かごに入れたままサイトを離脱する「カート離脱率」が65%程度あると言われています。

ECサイトカート離脱率

 

カート離脱要因 送料

海外ECサイトでのユーザー行動データ

そのため、購入画面の構成は非常に重要です。 通常考えられる、「カート離脱率」を高めてしまうのは以下のポイントです。

基本的なことですが、守られてないサイトが案外多いですね。 中でも、「送料」は特に大事で、安いと思って買おうとしても、送料が表示されたときに 離脱してしまう場合がデータによると多くなっています。

 

送料の表示が分かりづらい
支払い手段が少ない
購入までのプロセスが分からない
余計な情報を入力させられる
チェックアウトボタンが複数表示してある
グローバルナビゲーションがそのまま出ている

 

では、実際に商品を購入画面を見てみます。

購入プロセスが、「お届け先→支払い方法→注文の確認」と画面上ですぐ分かるUIとなっておりここは良いポイントです。 ただし、ページの上下をみるとグローバルヘッダーやフッターがそのままなので、離脱のチャンスが多くなっています。

 

グローバルフッターにあるQ&Aなどは、カートに貼っているユーザーにはノイズ的な情報となり カートから離脱させてしまう可能性もあるので、ここは決済に集中出来る購入画面が必要です。

 

スマホECサイトの決済手段

 

次に支払い手続きに移動すると、支払方法が 代引き、クレジット、コンビニ、ATMと支払い方法が多くユーザーには 多様な手段が提供されています。

 

最後に最大のポイントとなる送料は確認画面で見ることが出来ますが、サマンサでは送料が0円となるようです。 ここは「カート離脱率」が上がらないので一件よさそうですが、オンラインショップに分かりやすくは書いてないので 最後までこないと分からない情報です。

スマホECの送料表示

 

これは、購買率を考えるともったいないポイントなので、サイト内でももっとPRすることを検討した方がよいと思います。

 

 

総括:PCをベースに作れた古い設計思想。
    そろそろリニューアルが必要

以上、「サマンサタバサ」の購入画面の分析でしたが、基本的なところで守られていない部分もあり やや惜しい状況です。

逆に、数値分析をしながら改善すれば効果が出やすそうな印象をうけました。

特に、前編で分析した 画面構成がオンラインショップにしては余計な情報が多いことや 検索導線をあまり考慮していないことなど改善点が多く見られました。

タッチ操作などをみてもおそらく、スマートフォン黎明期に構築されたサイトでしょう。

ちなみに、jQuery mobileも以前よりも高機能になっているので、 アコーディオンパネルの導入などで画面遷移を減らしてUIを改善すると 効果が出てきやすいスマホECのサイトだと思います。

 

ただし、根本的にはサイト設計思想の問題が多そうです。それは、PCのサイトをベースに開発されたせいだと思います。

やはり、ECサイトとして最適化しようとすると、スマートフォンとPCでは
異なるUIが必要なようです。
最近話題になっているレスポンシブルデザインなどはECにはそぐわないでしょうね。

作る側としては頭の痛い問題ですが。。。

 

前篇の記事はこちらへ

スマホEC解析・サマンサタバサ【前編】

 

 


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