出典:セブンイレブン公式サイトより
大手コンビニでもオムニチャネル戦略が進んでいます。
セブンイレブンは以前から、セブンネットショッピングで買った本を店頭で受け取れるようにしています。 全国に16000店を超える店舗をもつコンビニチェーンの強みを活かしたオムニチャネル的なサービスですよね。
そして、このたびセブンイレブンが始めたのは、本を店頭で受け取ると「セブンカフェ」のコーヒーが無料で貰えるキャンペーンです。
コーヒーのユーザー層である30〜40代と、書籍の購入者層のマッチングも良い、グッドなキャンペーンだと思います。
しかし、これは単なるコーヒーの無料キャンペーンにとどまらない戦略が隠れていると思いました。
セブンイレブンは、去年大手通販のニッセンを買収したのが記憶にあたらしいですよね。
▼ニッセンサイトでは、まだセブンの店舗では受け取れないもよう
普通に考えると、巨大流通力と通販の相性は良いはずですが、セブンイレブンの売上げが4兆円近くあるのにたいして、ネット売上げは267億円にすぎません。
ニッセンの売上げが約1500億円なので、セブンコーヒーを使った今回のキャンペーンは、店頭受け取りがどの程度のニーズがあるのかの実験のような気がします。
▼会社の売上げ比較表
会社 | 売上げ | 年度 |
---|---|---|
アマゾン | 7400億円 | 2013年12月期 |
楽天 | 4435億円 | 2012年12月期 |
ニッセン | 1500億円 | 2012年12月期 |
セブンネットショッピング | 267億円 | 2013年2月期 |
セブンイレブン | 3兆7千億円 | 平成25年度 |
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